チームイベントを自分だけでも小さく始める
「やったほうが良さそう」「一度やってみたい」と思ったイベントがあっても、チームみんなを巻き込んでやるのは難しい。そういう時は小さく始める方法もある。
この記事の「チームイベント(以下、イベント)」は、ふりかえりやむきなおり、その他何らかの MTG などを意味している。
新しいイベントを始めるのは難しい。自分が不慣れなためスムーズに進めるのが難しいとか、チームメンバーの時間を使ってやるほど効果がある(価値がある)のか気になるといった不安要素がいくつもある。
やることを増やすとそれだけみんなの時間が削られるので慎重になることは良いが、何も変えなければ良くも悪くもならない。
そんなときは、小さく始めると良い。
参加は自由
イベントは全員参加を前提に考えがちだが、試しにやってみるだけなら参加者は全員でなくとも良い。
お互いのスケジュールを把握しているメンバーのみでやってみるとか、参加・退場自由な形式を試すとか、いくつか手法はある。
何なら、自分ひとりでやってみても良い。進行手順や式次第を考えることができるし、その経験はチームで実施するかどうかの判断材料にもなる。
参加の形式も自由
当事者としてイベントに参加はしないが、その場にいて雰囲気を掴んだり発言を聞いたりする「耳だけ参加」もひとつの方法である。
耳だけ参加の人が途中から当事者となって参加しても良いし、その逆をしても良い(ちょっと残念だけど)。
仮説の検証は忘れずに
「とりあえずやってみる」姿勢は大切だが、それで終わらせるのはもったいない。
イベントの目的と、試しに実施して確認したいことを事前に決めておき、イベント終了時にそれらが達成されたかを確認することは、そのイベントがチームにとって必要かどうかを判断するために重要である。
検査と適応はずっと続く
イベントが最初からハマって、しかもそれがずっと同じ効果を発生し続けることは少ないと思う。チームの熟練度や状況によって、必要なイベントは変わってくる。
「意味のあるイベントになっているか?」という問いは常に持っていなければならない。