2021-03-17

会計の基礎を学ぶために読んだ5冊

会計の入門書5冊に目を通したので，簡単にまとめる．

図解「財務3表のつながり」でわかる会計の基本

財務3表の仕組みを説明した書籍．今回読んだ5冊の中では，最も内容が簡単だと思う．会計について何も知らないなら，5冊の中ではまずこれを読んだ方が良い．基礎すぎるので，会計について少し知識のある人にとっては，説明が冗長かもしれない．

各項目のすべての値が0の初期状態から，「お金を借りたら」「現金で商品を仕入れて，現金で販売したら」どの値がどのように変化するのかを順を追って説明しているので，それぞれの項目の繋がりが理解しやすい．

まずこの書籍で財務3票の意味を掴んで，別の書籍で解釈を学ぶと良さそう．

ひとつのトピックを見開き1ページで説明するという形式．本というより説明書か辞書っぽい印象を受けた．この本1冊で勉強するというよりかは，必要に応じて関連するトピックを読んでいくのが良さそう．『図解「財務3表のつながり」でわかる会計の基本』よりも細かい説明がある．

書籍の内容は，あるトピック（「なぜ，国の財政は破綻しないのか？」）に対し，会計の視点からそれを説明するというもの．財務3表の説明もあるが，内容が断片的でわかりにくい．前述した書籍で基本を押さえてから読んだ方がいいと思う．

財務3表の読み方を説明するというよりかは，財務3表の解釈や，企業の戦略を説明するものなので，会計を勉強する1冊目には適さないと思う．ただ，実際の企業の情報がたくさん出るので，項目と数字の羅列がどのように企業に関わってくるのかを知れる，

財務3表の見方を説明しているが，項目の説明ではなく，解釈の仕方が中心となる．どの項目が重要なのか，どの項目に注意しなければならないのかを説明し，業績分析をする際に抑えるポイントを示している．

企業の状況を，財務3表を見て読み解いていくという内容．実際の財務3表がたくさん出てくる．あまり関心のない業界の分析が多かったので，あまり読んでいない．

内容が古いかもしれない．